N°1336 Sold* つばめ ダイヤモンド サファイア アンティークペンダント・ブローチ
こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。
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フランスの、つばめのアンティークジュエリーをご紹介いたします。
19世紀中後期の、ブローチとペンダントの両方に着けられるジュエリーで、全面にダイヤモンドとサファイアをセッティングしています。
つばめの台座は銀、くちばしと後面、ブローチとペンダントパーツが18金製で、全て宝飾師による作りです。
目にはルビーをセットしてあります。
後ろ面を見ますと、ブローチパーツは、中央の花型を回転させると、取り外しができる作りです。
頭の裏側にある「U字型パーツ」がペンダント用のチェーン通しとなっています。
このパーツは、少し弾力性のある18金で作ってあり、先の方がつばめの台座に付くくらい狭くなっていますので、少し広げながら一旦チェーンを通しますと外れない仕上げです。
ペンダントとして、
また、U字型パーツは、別の使い方ができます。
それは、ペンダントトップのような輪がついた真珠や宝石などを付けて、頭を下にしてブローチとして着ける方法です。
下の絵のように、燕がトップをくわえて飛んでいるようになります。
サファイアは翼の中央の石は濃い色、先の方は少し薄い色の石を使い、青のグラデーションを着けて陰影を出しています。
作品番号1914 の刻印が翼側面にあり、石の使い方や立体的な彫金で、つばめが飛ぶ姿を表現しているのは、当時の質の高いジュエラーの作品であることがわかります。
ヨーロッパでは、つばめは良い知らせを運んでくると言われ、日本でも軒先に巣を作るとその家に幸運がやってくるという言い伝えがある吉鳥です。
また古中国では、いち早く危険を察知することから、良い方向へ導いてくれる鳥としてラッキーモティーフになっています。
丸みのある可愛らしい顔や、輝くサファイアとダイヤモンドの翼も魅力で、ブローチに、ペンダントに、そしてトップを付けて楽しめる、、ナポレオン3世皇帝時代のフランスのアンティークジュエリーです。
◯ ナポレオン3世皇帝時代_19世紀中期_第二帝政時代_ウージェニー皇后_フランス
フランスの1852年〜1870年まで続いた第二帝政時代。1848年にナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世皇帝)の甥であるルイ・ナポレオンがフランス第二共和制の大統領となり、1851年に政権を掌握し1852年にナポレオン3世皇帝となった。皇后はスペイン貴族のウージェニーである。
自由帝政のもとで商業や金融、文化の発展に力を注ぎ、産業革命によりフランスの経済発展に大きな効果をあげ、イギリスとも協調しフランスの国際的地位を高めるなど、政治的敏腕の持ち主であった。鉄道の整備やオスマンの指揮のパリ改造計画により、中世の建造物からオスマン建築へ変化させ、道路に水を流す街路清掃システムやガス灯の整備、オペラ座、コンコルド広場といった現在のパリの姿が作られた。ウージェニー皇后の18世紀宮廷貴族好みから、ブルボン王朝の豪華な装飾品が様式として作られ、歴史主義、古代主義、ルネサンス時代様式など、古来にインスピレーションを受けたジュエリーが作られる。19世紀以降、宝飾技術が発展し、さまざまなテクニックを使った精緻なジュエリーが作られ始めたが、ナポレオン3世皇帝時代は産業革命により道具や精密機器の創作とともにより高度となった。普仏戦争による疲弊でフランス第三共和制へ移り、皇帝時代は終わりを迎える。現在、フランス繁栄の基礎を築いた時代として評価されている。
フランス 19世紀中後期
素材: ダイヤモンド・サファイア・ルビー・18金・銀
作品番号:1914
サイズ:L3.6cm W6.0cm
Sold*
Swallow Brooch Pendant
France Mid-late 19th century
Material: Diamond, Sapphire, Ruby, 18K gold, Silver
Number: 1914
Size: L3.6cm W6.0cm
Sold*