N°1284　オゥリージュ 神々の御者　古代ギリシャ時代アンティークカメオ

古代のカメオのアンティークジュエリーをご紹介いたします。
カメオは古代ギリシャ時代、紀元前3世紀〜紀元前1世紀頃の作品で、18世紀末〜19世紀初期のナポレオン1世皇帝時代にフランス、またはイタリアで指輪に作られています。

カメオはサルドニクスという石に「オゥリージュ」を彫っています。

「オゥリージュ」とはグレコ・ロマン時代の、神のメッセージを伝える2頭立て馬車に乗った馭者（ぎょしゃ）です。
「オゥリージュ」の図柄はルーブル美術館保存の紀元前の古代ギリシャの壺や、建築物の彫刻などに見られますし、

有名なオゥリージュには、デルフォイのオゥリージュというブロンズ像があります。
デルフォイの像は古代ギリシャ時代、紀元前5世紀の作品で、地中に2000年以上眠っていた像です。

アンティークジュエリーも同じことが言えますが、デルフォイの像のように古代ギリシャ時代そのものの作品は世界的に少なく、特にこのような人体像がほぼ完全な形で発見されたのは全地球の美術遺産と言われています。
リングのフレームは銀製でフレームにはダイヤモンドをセッティングしてあり、リング部分は金製です。

サルドニクスのデリケートな色層を生かしたアンティークカメオで、わずか幅13mmにもかかわらず、古代の息吹が聞こえてきそうな、躍動感あふれる彫刻作品です。

フレームの渋い銀やダイヤモンドの輝き、ダブルラインのリング部分などには、当時の古代への憧憬と趣味の良さが現れています。

男女問わずお着けになれる古代カメオのアンティークジュエリーで、リングサイズ直しは致せますのでお問い合わせ下さい。