N°2041 ファリーズ – ブラッカムーア アビエ カメオ アンティークペンダント
フランスの19世紀の偉大なジュエラー「ファリーズ」のブラッカムーアカメオ付ペンダントをご紹介いたします。
縦3.4cm、幅2.2cmで、希少なサイズのアンティークブラッカムーアです。
フレームは18金製で宝飾師が透かしをつけ、細やかな彫金で仕上げており、総計6石のルビーをセットしています。
ブラッカムーアのアビエは、ダイヤモンドのイヤリングとネックレスです。
チェーン通しには、360度全面にダイヤモンドをセットしてあり、着けますとカメオのダイヤモンドと綺麗なコンビネーションです。
ブラッカムーアの女性像は、アゲートへのカメオ彫りです。
アゲートは、褐色の濃淡層と白層で、褐色の濃淡層は半透明で、ムーア女性の優しい表情を表現しています。
小さめのブラッカムーアカメオは、彫りでの表現が難しく、創作も現存も少ない作品です。
品のある美しい顔で、細やかなアビエも魅力のアンティークジュエリーです。
ジュエリーメゾン、ファリーズの刻印があります。(ファリーズについて詳しくは下方をご覧ください。)
画像の19世紀の18金製チェーンは参考品ですが、このペンダントをお求めの方には、ご提案またはお探しをいたしますのでご相談ください。
◯ カメオ・アビエ_装飾カメオ
カメオへの装飾をつける細工。カメオへ宝石や貴金属で作った髪飾り、イヤリング、ネックレスなどのジュエリーや衣装をセットする。「アビエ」はフランス語で「服を着た・正装した・飾った」を意味する。フランスでは「カメ・アビィエ」と言う。
◯ ファリーズ FALIZE ジュエラー_宝飾商
フランスのジュエラーで1838年にアレクシス・ファリーズが創立。19世紀中頃から活躍し、特に中世、ルネサンス時代の様式からインスピレーションを受けた作品を得意とし、ナポレオン3世皇帝時代には、ヨーロッパの王侯貴族や富豪の顧客が名を連ねる。1860年代以降には息子のリュシアンがアレクシスと仕事をしている。東洋美術に影響を受けたジャポニズムのジュエリーを作り、クロワゾネ・エマイユを使ったジュエリーを創作をしており、1867年のパリ万国博覧会へ出展、1878年の万国博覧会では、グランプリを受賞している。金細工、エマイユ、彫刻的な作品に高い評価があり、ジュエラーとしての隆盛は衰えず、ヨーロッパ全土の宮廷のティアラや宝飾品の注文を受けている。メゾンはリュシアンの息子アンドレが逝去する1936年まで続いていたが、逝去後、扉は閉じられた。
フランス 19世紀中期
ジュエラー:ファリーズ
素材: アゲート・ルビー・ダイヤモンド・18金
サイズ:L3.4cm W2.2cm
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France, Mid-19th century
Jeweler: Falize
Material: Agate, Ruby, Diamonds, 18K Gold
Size: L3.4cm W2.2cm
Price : Please contact us ▽