N°1053 鳥のチャリオットとアモル(天使)エマイユ アンティークペンダント
フランスの19世紀中後期、ナポレオン3世皇帝時代のアンティークジュエリーをご紹介致します。
直径2.7cmの18金製の円型へ、エマイユとダイヤモンドの装飾があるペンダントで、エマイユのモティーフは、2羽の鳥のチャリオットとアモル(天使)の図です。
アモルの乗るチャリオットは帆立貝の形で、内側を珊瑚色のエマイユをつけ、車輪には黒のエマイユとダイヤモンドがセッティングしてあり、アモルは勝利のシンボル「ローリエ(月桂樹)」の一枝を持っています。
エマイユは18金の土台へ彫金をし、凹の部分へ、温度の違う色毎になんども焼成を繰り返した多色エマイユで、2羽の鳥は極彩色、アモルは絵のように陰影を付けて愛らしい表情で描いてあります。
草や月桂樹の葉は、エマイユを入れずに彫金だけのところは強く輝き、陰影をつけています。
フレームの縁には粒状彫金の飾りがあり、
裏面はフラットな磨き仕上げで、つけ心地の良いアンティークペンダントの作りです。
アモルとは、古代神話の愛と美の女神ウェヌスの子供です。
ウェヌスは海から帆立貝に乗って生まれたので、このペンダントでは、ウェヌスのシンボルがチャリオットになっており、2羽の鳥はカップルですから、月桂樹を手に持った「愛の勝利を祝うチャリオットのアモル」の意味があります。
19世紀のアンティークチェーンで着けられるとエマイユの色彩の美しさが引き立ちます。
画像のアンティークチェーンは参考品ですが、ご希望の長さをご紹介致せますので、お問い合わせ下さい。
画像の18金部分に黒っぽくなっている部分がありますが、撮影器具が写り込んでいます。実物はフラットで艶のある18金色です。
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フランス 19世紀中後期
素材: ダイヤモンド・エマイユ・18金
サイズ: L3.5cm 直径2.7cm
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Pendant
France, late 19th century
Material: Diamond, Enamel, 18K Gold
Size: L3.5cm Diameter 2.7cm
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