N°0589 ラクロッシュ – ダイヤモンド・翡翠 アンティークブローチ

フランスの1910~1920年代のアンティークジュエリーをご紹介致します。
フレームはプラチナ製で、中央へ淡いベージュが透けるアゲートをセットし、ダイヤモンドの縁取りを付け、その周囲に黒のエマイユで彩った、ジュエリーメゾン、「ラクロッシュ」のブローチです。

ラクロッシュ 翡翠のアンティークブローチ

両端にはシメントリーに、カボション・ポワール(洋梨)カットの翡翠がダイヤモンドとプラチナフレームでセッティングしてあります。

黒のエマイユからダイヤモンド、アゲート、そして翡翠へと、全てのフレームに高低差をつけ、ジュエリーのボリュームを計算し立体的な作りに仕上げています。
淡いサンドベージュがグラデーションになったアゲートや、翡翠との組み合わせがラクロッシュらしい洗練されたデザインです。

「ラクロッシュ」は1875年にマドリッドへ創立し、パリのヴァンドーム広場のラ・ペ通りにも店を構えました。
ヨーロッパの王侯貴族や富豪の御用達であり王侯の持つ有名なダイヤモンドをはじめ、工房の持つ高度な技術からファベルジェからの専属の外注を受託していました。
1930年にはウエストミンスター公爵夫人のティアラを作っていますし、イギリス王室からも宝石を購入していたメゾンです。
アール・デコ様式のジュエリーを得意とし、1900~1930年代に素晴らしい作品を残しています。
グランサンクに並ぶ、又はより洗練されたジュエリーやオブジェを創作していましたが、第二次大戦後、創業者一族のジャック・ラクロッシュがメゾンの扉を閉めました。

裏面にまで黒のエマイユを施してあり、ブローチピンにはセキュリティが付属しています。
構築的な宝飾技術のジュエリーで、平行に、斜めになどどのような角度でつけても映えます。

美しい翡翠とダイヤモンドの輝きは、濃色の装いへシックに、
白や淡い色に着けますと、優しい雰囲気に仕上がります。

※ ラクロッシュ Lacloche ジュエラー_宝飾商
1875年創業、ラクロッシュ4兄弟によって創立した宝飾メゾンである。
フランス、パリのヴァンドーム広場のラ・ペ通りに支店を構えた。1925年のパリ万国博覧会、1929年の装飾美術展へ出展し、ヨーロッパの王侯貴族や富豪の御用達であり王侯の持つ有名なダイヤモンドをはじめ、工房の持つ高度な技術からファベルジェからの専属の外注も受託していた。1920年にはファベルジェのロンドン支店を買収している。
ラクロッシュの宝飾工房では、ファベルジェの作品も創作しており、カルティエもならったと言われる精緻で繊細な最高技術を持ち、ジャポニズム、オリエンタリズムといったアール・デコ様式の作品をはじめ、主に1900~1930年代に素晴らしい作品を残し、グランサンクに並ぶ、又はより洗練されたジュエリーやオブジェを創作している。
第二次大戦後、創業者一族のジャック・ラクロッシュがメゾンの扉を閉めた。

ラクロッシュ
フランス 1910-1920年代
素材:翡翠・ダイヤモンド・プラチナ・エマイユ・アゲート
サイズ:L2.3cm W6.5cm
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LACLOCHE
France 1910-1920s
Material: Agate, Diamond, Platinum, Enamel, Agate
Size: L2.3cm W6.5cm
Price : Please contact us ▽

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