N°1525 古代戦士 インタリオ付指輪
古代のインタリオ(陰刻)をセットした指輪をご紹介いたします。
インタリオは紀元2世紀頃の古代ローマ時代の作品で、ラピスラズリに古代の戦士像を陰刻してあります。
指輪は18金で19世紀初期のフランスのナポレオン1世皇帝時代に作られ、インタリオをマウントした作品です。
古代ローマ戦士は、兜と甲冑を着け、盾と槍を持ち、今にも歩き出しそうな姿で表してあります。
指輪はインタリオのフレームと台座をリングへセットした形で、リングは両端に線彫りをつけ、中央にほんの少し膨らみをつけた形状に仕上げてあります。
ラピスラズリはダイヤモンドやサファイアといった貴石とは違い、堆積層から出来上がった複数の鉱物が混ざり合った石で、内部に金を含んでいます。
この石の歴史は古く、人類が最初に宝飾品へ使った石のひとつとして、数千年前の古代メソポタミアのバビロンの王国やペルシャ王朝時代から、自然には無い「青と金」という色彩のため、王や高位聖職者達が特別なパワーを持つ石として珍重し、天空と星のシンボルとされ神々に捧げていました。
そんなラピスラズリの歴史は、その後に古代ギリシャ、ローマからヨーロッパへと伝わり、高貴な石として、王侯貴族達の美術品や装飾品になっています。
古代から高貴な人々、特に男性の装飾品に多く、ヨーロッパのルネサンス時代には、豪華王と言われたメディチ家の所蔵品に、ラピスラズリのオブジェが見られますが、世界の歴史的な宝飾品を見渡しても大変少ないのです。
指輪はナポレオン1世皇帝時代の古典様式で、古代の黄金比に添う、計算された形や量感は、シンプルかつ重厚な印象の、インタリオ付アンティークリングです。
インタリオ:古代ローマ時代 2世紀
リング:フランス 19世紀初期
素材:ラピスラズリ・18金
フレームサイズ:L1.5cm W1.2cm
リングサイズ:21.5
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Intaglio: Roman, 2nd century
Ring: France, early 19th century
Material: Lapis-lazuli, 18K Gold
Frame size: L1.5cm W1.2cm
Ring size: 21.5
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