N°1422 Sold* 帝政ロシア時代 エメラルド・クロス アンティーク ペンダント
こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。
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大変珍しい、19世紀の帝政ロシアのアンティークジュエリーをご紹介いたします。
十字架のペンダントで、ダイヤモンドを全面にセットし、最も印象的なのは真ん中のエメラルドによって形作ったクロスです。
高さが6.1cm、幅は3.8cmのサイズで、トップの洋梨型を逆に向けたカボションカットのエメラルドの後ろ側には、チェーンを通す部分があります。
フレームは14金と銀で、エメラルドは14金へ、ダイヤモンドは銀へセットしてあります。
四方のダイヤモンドの勾玉型のフレームの中には、粒状彫金飾りをつけ、先にあるダイヤモンドに添ったアクセントにしています。
後ろ面は14金で、四方に植物文、中央にキリル文字(ロシア語)のモノグラム彫金が施してあります。
全て宝飾師による彫金で作られた、植物文飾りのあるフレームは、細かな凹凸、曲線、精緻なオープンワークと、19世紀当時の宝飾技法の全てを使い、裏面まで美しい仕上がりです。
特別なのはエメラルドのカットで、カボションのバゲットカットです。
サイズの違う合計6石を、モザイクのようにクロス型へセッティングしています。
このペンダントのエメラルドのカットは、他にほとんど見られない独特で希少なものです。
そのうえ、このサイズで、色が綺麗に揃ったエメラルドを細長くカットするのは、大変贅沢な宝石のカットであり、使い方と言えるでしょう。
考えてみてください、このカットにするために、いかに大きな原石が必要か。
1917年までロシア帝国の首都だったサンクトペテルブルグにある修道院の塔には、似た形のクロスが飾ってあります。
このペンダントは、帝政ロシア時代のジュエリーの中でも、当時のロマノフ宮廷の大貴族階級のジュエリーです。
チェーンは参考品ですが、ペンダントに似合うチェーンをお探しいたしますので、お問い合わせください。
帝政ロシア 19世紀末
素材: エメラルド・ダイヤモンド・14金・銀
サイズ:L6.1cm W3.8cm
Sold*
Imperial Russia, end of 19th century
Material: Emeralds, Diamonds, 14k Gold, Silver
Size: L6.1cm W3.8cm
Sold*