N°0825 Sold* フィデルの指輪 フェデリング

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

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フランスで「フィデルの指輪」と呼ぶアンティークジュエリーをご紹介いたします。
英語では「フェデリング」と言われるこの指輪は、18世紀後期から19世紀初期の18金ローズゴールド製の、組み合わす二つの手のモティーフで、この時代の金の刻印があります。

フェデリング 手の形のアンティーク指輪

手は一人の両手ではなく、2人の向かい合う同士の右手を組んだ形です。
これは、愛や結婚のシンボルで、「フェデ fede」とはラテン語で「誠実・信頼」を意味します。

袖には彫金があり、凹部分へパンジーは白エマイユ、袖口には黒のエマイユが施してあります。

白は清純・始まり、黒は死・終わりを意味し、最後まで誠実を尽くすという意味があり、パンジーはフランスでは「パンセ」と言い「あなたを想う」という意味が込められています。

細部に至るまで全て彫金で作ってあり、リングはこのように2つに開閉でき、ぴたりと閉じる作りはこの時代ならではのアンティークジュエリーです。

このフェデル(フェデ)の指輪のモティーフは、古代ローマ時代にまでさかのぼり、12世紀以降の中世に再び使われ始めたシンボルです。

フェデリング フランスアンティークジュエリー

19世紀フランスの女性の作家で、音楽家ショパンの恋人であった「ジョルジュ・サンド」は、フィデルのリングをコレクションしており、現在はパリのロマン主義博物館に保存されています。

フランス 18世紀後期-19世紀初期
素材:18金・エマイユ
サイズ:L0.6cm
リングサイズ:18-19
Sold*

Ring
France Late 18th and early 19th century
Material: 18K Gold, Enamel
Size: L0.6cm
Ring size: 18-19
Sold*

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