N°1396 エメラルド ダイヤモンド 19世紀アンティークペンダント
フランスの19世紀中期のアンティークジュエリーをご紹介致します。
ナポレオン3世皇帝時代(1848~1870年在位)の期間でも前期に当たる時代(1848~1850年代)のダイヤモンドとエメラルドの、セカンド・エンパイア様式のペンダントです。
中央のエメラルドのサイズは幅6.8mm、縦L6.0mm、エメラルドの上下左右にある大きなダイヤモンド4石は、オールドカットでとても綺麗な石です。
天然石のエメラルドは新緑を思わせる鮮やかな緑です。
透かし文様をつけた台座は、縁取りにフランスの百合の紋章型の飾りがあり、下には7つの揺れる飾りがセットしてあります。
表はダイヤモンドの台座が銀製で、エメラルドは18金製、裏は全面が18金製で、トップにチェーンを通す部分があります。
このペンダントは、実はブローチ加工ができるように当初から作ってあるのも魅力です。
チェーン通しの部分が、正面にダイヤモンドの百合の紋章を飾ってあり、チェーンを通さないとペンダントとは見えないつくりですので、ブローチで着けても全く違和感がありません。
ブローチピンの加工は可能で、18金製ブローチピンを用意し、ピンは取り外し可能にし、ペンダントと両方に着けられるようにできます。ご希望の場合は詳細をお問い合わせ下さい。
画像のアンティークチェーンは参考品ですが、似合うチェーンをご紹介致せます。
短めにチョーカーのように着けても素敵ですし、ロングチェーンで長めに着けてるのも飾りが揺れて綺麗です。
エメラルドのグリーンと輝くダイヤモンドが魅力の19世紀のアンティークペンダントです。
◯ ナポレオン3世様式_第二帝政様式_セカンド・エンパイア_フランス
1852年〜1870年に在位したナポレオン3世皇帝時代から1890年頃まで続いた、アンティック、ゴシック、ルネサンス、エジプシャンといった歴史的な様式を融合したスタイルをさす。また、ウージェニー皇妃がブルボン王朝やマリーアントワネット王妃の18世紀王侯貴族のスタイルを取り入れ、華やかな宮廷文化が花開いた。建築ではオペラ座、オスマン建築、デパートや駅などの公共建築物がある。ナポレオン3世皇帝は自由帝政のもとで商業や金融、文化の発展に力を注ぎ、産業革命によりフランスの経済発展に大きな効果をあげ、イギリスとも協調しフランスの国際的地位を高めるなど、政治的敏腕の持ち主であった。鉄道の整備やオスマンの指揮のパリ改造計画により、中世の建造物からオスマン建築へ変化させ、道路に水を流す街路清掃システムやガス灯の整備、オペラ座、コンコルド広場といった現在のパリの姿が作られた。この時代のフランスは、産業革命と豊かな経済によって、工芸の世界でも道具や機械が発明され、技術が飛躍的に発展し、創作に幅ができ、さまざまなテクニックを使った精緻な作品が作られた。ジュエリーでは、ウージェニー皇后の18世紀宮廷貴族好みから、ブルボン王朝的な豪華な装飾様式や、歴史主義、古代主義、ルネサンス時代様式など、古来にインスピレーションを受けたジュエリーが作られている。
フランス 19世紀中期
素材: エメラルド・ダイヤモンド・18金・銀
サイズ:L3.8cm W3.8cm D1.0cm
中央エメラルドサイズ:W6.8mm L6.0mm
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Pendant
France Middle 19th century
Material: Emerald, Diamond, 18K gold, Silver
Size: L3.8cm W3.8cm D1.0cm
Central emerald size: W6.8mm L6.0mm
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