N°1029 カルティエ – 百合の紋章と王冠 ロケットアンティークペンダント

フランスのヴァンドーム広場の宝飾商「カルティエ」のアンティークジュエリーをご紹介致します。
このペンダントは1900〜1910年代頃の作で、中がロケット式になっています。
一方に王冠とフランス王家のシンボルである百合の紋章があり、

もう一方には「J」を鏡合わせにしたプラチナフレームにダイヤモンドの飾りモノグラムがセットしてあります。

王冠は宝飾師によるグラヴュール(彫金)で、百合の紋章は18金板へ細かい彫金文様を施し、その上からロイヤルブルーの半透明のエマイユをかけた「ギヨシェ・エマイユ」の上へ、18金製の百合の紋章をセットしてあります。

彫金の王冠は、ブルボン朝のフランス王の冠で、このロケットペンダントは、ブルボンを引き継ぐ家系のカルティエへのオーダージュエリーでした。
ロケットは側面での開閉式で、

内部にはカルティエの刻印とサインがあり、中には写真などをセットできます。

チェーンを通すトップはプラチナ製で、ダイヤモンドが一周に取り巻いています。
プラチナ、18金双方のアンティークチェーンで着けることができます。
ロイヤルブルーのギヨシェ・エマイユと王冠、そしてダイヤモンドのモノグラム飾りが印象的な、ダブルフェイスのアンティークロケットペンダントです。

画像のチェーンは参考品ですが、ロケットペンダントに合うアンティークチェーンをご紹介致せますので、お問い合わせ下さい。

※ ギヨシェ・エマイユ

「ギヨシェ」とは、金属の土台に細かい文様を浅く線刻した上に、色付きの透明エマイユ(エナメル)を施す技法。
文様は直線、放射状、同心円、波型などの幾何学模様が基本で、いくつかを組み合わせる場合もある。
エナメルから下の彫金文様が透けて見え、モアレ織物のように光を反射して輝き、特にさまざまな文様があるのはアンティークジュエリーならではの技法である。

カルティエ アンティークジュエリー

※ カルティエ Cartier ジュエラー_宝飾商

1847年にフランソワ・カルティエによって創立したフランス、パリを代表する宝飾商の一つである。
1870年代以降は息子アルフレッド、その後に孫息子のルイが参画し、1989年には現在も本店があるパリ1区のヴァンドーム広場から続くラ・ぺ通り13番地へ本拠を構える。1906年にはロンドン支店をジャック・カルティエが引き継ぐ。
ロシアのファベルジェ、フランスのカルティエと言われるほどエマイユとプラチナ作品が代表的で、ヨーロッパ王侯貴族や世界の富豪たちが顧客リストに名を連ね、ジュエリーやオブジェを注文した。クラシックな宝飾技法を踏襲しながら、常に時代の最先端の文化芸術運動に着目し、創作したジュエリーやオブジェは、「カルティエ・スタイル」と言われる。
1970年代にはカルティエ一族の手を離れるが、メゾンは現在も世界的なフランスのジュエラーとしての名声が存続している。

※ ウェブサイト掲載中のアンティークジュエリーやオブジェのより詳細については、このページの「お問い合わせ」ボタンからご連絡下さい。実物をご覧いただけます。こちらのインフォメーションをご覧下さい。

フランス 1900-1910年代
カルティエ Cartier
素材: ダイヤモンド・エマイユ・プラチナ・18金
サイズ: 直径2.7cm L3.5cm
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Pendant
Jeweler: Cartier
France 1900-1910s
Material: Diamond,Enamel, Platinum, 18K Gold
Size: W2.7cm L3.5cm
Price : Please contact us ▽

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