N°1217 クピド(天使)アンティークカメオピアス
フランスの19世紀中期頃のカメオのアンティークピアスをご紹介いたします。
カメオは、乳白色から色へのグラデーションの色層の艶やかなアゲートへ彫ってあります。
カメオのモティーフは「クピド」、シンボルの矢で人を恋に落とす愛の神です。
向かい合うクピドは、2人とも矢筒を背負い、1人は弓を下に置いて、上げた手に矢を持ち、もう1人は弓を下に置いている姿です。
このアゲートは内側から柔らかい光を放つような半透明の石で、光の中に白いクピドが浮かび上がっています。
カメオは完璧な状態です。
18金製のフレームは、古代ギリシャ時代の文様を取り入れた古典様式で、すべて宝飾師による彫金で作っています。
艶消しと艶を巧みにいかした彫金と、透かし彫り、そして凹凸のある凝った細工がカメオを取り巻いています。
下の画像をご覧下さい、ピアスの針は、前後に1mmほど動くように作られています。
これは、着けた時にピアスが耳にぴったり張り付いたままなのではなく、この作りのおかげで、ほんの少し揺れる様子が綺麗です。
また、耳の形やサイズに会わせやすく着けやすい仕様になっています。
乳白色の透明感あるカメオで、白くクピドが浮かび上がり、身につける人を綺麗に見せてくれますし、 光が溢れてくるような、曙のような優しい美しさのアンティークのピアスです。
「クピド」は英語ではキューピッド、ラテン語でアモルとも呼ばれる愛の神で、神話では愛と美の女神ウェヌス(ヴィーナス)の子供でもあります。
シンボルは矢筒と矢で、気まぐれに矢を放ち、人を恋に落としいれる様子にインスピレーションを受け、アーティスト達は絵画や彫刻に描いていますし、アンティークジュエリーにもカメオやインタリオ、エマイユのモティーフに度々登場しています。
上の絵では、クピドは何かちょっとしたいたずらをしたのでしょう、ウェヌスに矢を取り上げられ、お小言をいただいている図です。
ギリシャ神話では、王女プシュケとクピドの愛の物語があります。
フランス 19世紀中期
素材: アゲート・18金
サイズ:L3.7cm W2.3cm (ピアス針除く)
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Earrings
France mid 19th century
Material: Agate 18K
Size: L3.7cm W2.3cm
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