N°0662 ブシュロン – 時計付アンティーククリップブローチ

フランスのジュエラー「ブシュロン - Boucheron – 」の1910~20年代のアンティークジュエリーをご紹介致します。
これは時計付クリップブローチで、クリップブローチとは、後ろ面に開閉可能なクリップ状のブローチパーツがあるジュエリーのことです。
このクリップブローチは、ブシュロンの歴史の書物にも掲載される当時の代表的なジュエリーで、特に風防ガラスの位置へオパールがセットしてあることは、ジュエラーならではの作りです。

ブシュロンのクリップブローチ用オリジナルボックス

オリジナルボックスにはブシュロンの名と、パリとニューヨークの所在地、そして180番地ニューボンドストリート・ロンドンと記してあります。
当時フランスのブシュロンのアトリエで創作し、1903年開店したロンドンで販売されたジュエリーで、サインは後面に「ブシュロン・ロンドン」とあります。
クリップブローチはプラチナ製で、フレーム全てに粒彫金の「ミルグレーン」があります。
全面をオールドカットのダイヤモンドで飾ってあり、上の中央の位置には、バゲットカット・ダイヤモンドがフレームの曲線に添い縦にセッティングしてあります。

アール・デコ初期のデザインで、フレームの側面には、アール・デコ様式の彫金があり、竜頭は18金のホワイトゴールド製です。

クリップはアール・デコ様式の透かしになっており、開閉がしっかりとできる作りです。

時計は全てオリジナルで、ムーヴメントはオーバーホール済で正常に作動します。
時計については こちらのページ もご覧下さい。
クリップブローチは、1910年代頃からジュエリーの歴史に登場します。
シンプルで現代的な装いに変わった、新しい時代の女性達に好まれました。

また、デザイン力と宝飾師の高い技術、そして多くの労力と時間が必要なため、現代ではほとんど作られなくなりました。
ゆえにアンティークジュエリーならではのスタイルと言えます。

1920年代のパリジェンヌ

 

クリップですので着ける位置を服のデザインに合わせやすく、チェーンを通しますとペンダントとして、他のジュエリーと組み合わせもしやすい、さまざまに楽しめるアンティークジュエリーです。
合わせるアンティークチェーンはご紹介致せますので、お問い合わせ下さい。

※ ブシュロン Boucheron ジュエラー_宝飾商

フランスの宝飾商で1858年にフレデリック・ブシュロンによってパリのパレ・ロワイヤルに創立。19世紀以降、フランスを代表するジュエラーである。1870年代にはティファニーがブシュロンの作品をニューヨークへ紹介し、その比類なる宝飾技術とデザイン性が大変な評判となり、成功を収める。伝統的な宝飾技術を土台にしっかりと持ちながら、独創的なデザイン、石の使い方、新しい芸術の流れをいち早く取り入れた非常に質の高いジュエリーが特徴で、アーティスティックなデザイン性が高く評価され、世界中の王侯貴族や富豪を顧客に持った。1878年のパリ万国博覧会では金賞を受賞し1897年に現在も本店となっているパリのヴァンドーム広場26番地へメゾンを構え、1907年にはロンドンのニュー・ボンド・ストリート180番地へも支店を出した。1948年生まれのフレデリックのひ孫アラン・ブシュロンが一族の経営を引き継いだ後には経営者が変わるが、現在もその名は世界的なジュエラーとして、パリのグランサンク(五大宝飾商)の1つとして存在している。

フランス 1910~20年代
ブシュロン
素材:プラチナ・ダイヤモンド・オパール・18金・時計
サイズ:L3.3cm x W2.9cm
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Jeweler: Boucheron
France 1910-20s
Material: Platinum, Diamond, Opal
Size: L3.3cm x W2.9cm
Price : Please contact us ▽

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