N°0400 ヴェルニエ – 花の女神ダブルフェイスアンティークロケットペンダント

フランスのアール・ヌーヴォーのダブルフェイスのアンティークペンダントをご紹介いたします。
このペンダントは、フランスの宝飾作家、エミール=セラフィン・ヴェルニエ(1852-1927)のサインピースです。

ヴェルニエはフランスの彫刻家、メダイユ作家で、1876年のフランス・アーティスト・サロンへの出展からキャリアを始め、装飾博覧会では金賞を受けるなどフランスを代表する宝飾彫刻家です。
歴史的に著名な人物のメダイユを創作し、1903年にはレジオン・ドヌール受賞をしており、パリ・サロン(宝飾展覧会)や宝飾装飾作品展の常任作家で、少女や妖精、女神像の繊細で優雅な作品で知られる彫刻家で、今も作品が、アメリカやフランスの博物館に保存されています。

このペンダントは18金製でフローラ(花の女神)像を彫金してあります。
ヴェルニエの刻印の「V」とエミール=セラフィンの「E」を組み合わせたモノグラムが、女神の左下にあります。

頭部には花飾り、花と首飾りにダイヤモンドをセットし、細かい彫金技術で風になびく髪や優雅な表情をあらわしているのは、メダイユの彫金作家として頂点にいたヴェルニエならではです。

縁取りとチェーン通しの表側はプラチナ製のフレームにダイヤモンドをセットしてあります。
また、フレームの縁にはミルグレーン(粒彫金)がみられます。

ロケットとチェーン通しの間のパーツは、アール・ヌーヴォーデザインで、表面を艶消しに仕上げてあります。

ダブルフェイスの逆側に花文様の彫金があります。
中央の花にはダイヤモンドがセットしてあるのも、こちら側を着けた時に素敵なポイントになっています。

内部もすべて18金製のロケット式で、内部は直径2.7cm、表裏をスライドして開き、閉めますと、フレーム下方に小さな突起が合わさりきちんと閉まるつくりです。

チェーンはオリジナルで、長さは56cmです。
18金とプラチナのバランスも、フランスらしいエレガントな感覚があり、

彫金作家ヴェルニエのサインピースで、ダブルフェイスでどちらで着けても楽しめる、フランスの花の女神と花文様のアンティークロケットペンダントです。

フランス 1900年頃
ヴェルニエ・エミール=セラフィン
素材:ダイヤモンド・18金・プラチナ
サイズ:L4.3cm W2.9cm
チェーンL56.0cm(セキュリティチェーン付)
価格問い合わせ ▽

Pendent
France 1900
Jeweler: VERNIER
Material: Diamond, 18K gold, Platinum
Size: L4.3cm W2.9cm
Chain L56.0cm (with security chain)
Price : Please contact us ▽

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