N°1752 オペラグラス 18金彫金 アンティークモノスコープ
フランスの19世紀中後期のアンティークモノスコープをご紹介いたします。
サイズは長さ6.7cm、直径が1-1.5cm、全面に18金彫金で装飾してある、ナポレオン3世皇帝時代の見る楽しみのオブジェです。
360度、この面には、豊穣のシンボル「コルヌコピア」があり、角の中に果物や花が溢れている図を彫金しています。
こちらの面には植物紋、
フランス庭園に咲く花々と、様式化した貝殻紋を全体に彫金で装飾しています。
モノスコープの両端、小さめフレーム側を目に、大きめのフレームの方を先にして使います。
18金製のオブジェだけあり、レンズも質の高いものをセットしてあり、150年以上経た今でも、遠くまで綺麗に見えます。
幅1-1.5cmのなかの精緻な彫金をご覧ください。10倍に拡大しても美しさは変わりません。
20倍では、凹凸の凹の部分にほどこしてある地模様が見え、これも全て彫金師が少しづつ宝飾用の槌打ちで模様づけしています。
コルヌコピアから溢れ出る無花果や梨が見られます。
観劇用モノスコープ(単眼の望遠鏡、遠眼鏡)は、19世紀当時も、オペラなどの観劇で、舞台の歌手や役者を見るのに使いました。
手の平に乗る人差し指ほどのサイズにもかかわらず、大変よく見えますし、
彫金文様の見事さや、胸ポケットやバッグに軽々と入れられるもの魅力の、音楽愛好家のためのアンティークオブジェです。
◯ コルヌコピア
「豊穣の角」。古代ギリシャ神話にもとづく豊かさのシンボルで、山羊の角に溢れんばかりの花々や果物、穀物などを盛った図のこと。神話では神々の王ゼウスは、山羊の乳で育ったと言われている。
フランス 19世紀中後期
素材: 18金・レンズ
サイズ:L6.7cm W1.1-1.5cm
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France, mid to late 19th century
Material: 18K Gold, Lens
Size: L6.7cm W1.1-1.5cm
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