N°1190 Sold* ダブルフェイス フランス王政復古時代アンティークロニエット
こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。
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フランスの19世紀前期のアンティークのロニエット・ペンダントをご紹介いたします。
「ロニエット」とはフランス語で、眼鏡や老眼鏡、オペラグラスなどのレンズ機能を ブローチやペンダントに組み入れた作品の事です。
「柄付きオペラグラス(双眼鏡)」とも言い、これはペンダントになっており、チェーンを通すリングと18金製の飾りタッセル付きです。
このロニエットは18金製で、ルネサンス様式の植物紋を彫ってあります。
両面が違う文様のシャンルヴェ エナメル製のダブルフェイスです。
シャンルヴェ エナメルとは、文様に添って彫金した土台に、エナメルを施す技法です。
彫金した凹凸の凹にエナメル粉末をのせ焼成した後、表面を何度も磨きあげて余分なエナメルを除去しつつ、輝きを付けて仕上げます。
少しの不備や不純物のためにエナメルが定着しないこともあり、 極めて高水準の技術が必要なエナメル技法の一つです。
シャンルヴェ エナメルが完成すると、エナメルの色部分は、金属のフレームに囲まれた状態になります。
眼鏡フレームは銀製で、オリジナルで度付きレンズ入りです。
レンズの変更は可能です。
タッセルはまるで絹製のようになめらかな手触りで、当時の宝飾細工師による作りの細かいチェーン細工で、優雅に揺れます。
小さな突起を押しますと、スプリングで眼鏡が飛び出る仕組みで、閉じる時には、メガネをふたつに折り、ロニエット内へ仕舞います。
側面には、当時の金銀細工師工房の刻印があります。
19世紀当時は、こんな風に手に持ったり、
ペンダントとして、チェーンを通して使っていました。
このロニエットに似合うアンティークチェーンはご紹介致しますので、お問い合わせ下さい。
フランス 19世紀第二四半世紀
素材: エマイユ・18金・銀
サイズ:L7.3cm x W2.5cm x D1.0cm タッセルL7.0cm
Sold*
Lorgnette
France c.1825-1840
Material: Ameille, 18K Gold, Silver
Size: L7.3cm x W2.5cm x D1.0cm Tassel L7.0cm
Sold*