N°0847 アンブレラ&シャポー・傘と帽子 アンティークブローチ
傘と帽子をデザインしたアンティークジュエリーをご紹介致します。
「アンブレラ&シャポー」とはフランス語で「傘と帽子」のことで、
フランスの19世紀中後期の、宝飾家でメゾン・ブシュロン御用達の七宝師リフォー作のブローチです。
このブローチは、傘、麦わら帽子の編み模様、ダイヤモンドやルビーをセットした花、傘の柄に付いたタッセルや紐に至るまで、全て18金と銀への彫金で
作ってあります。
赤と水色のエマイユの部分は、まず、傘の形とストライプに彫り上げ、その中へエマイユを施しています。
つまり、傘の文様のストライプがフレームの代わりをしているわけです。
赤は半透明エマイユで、台座の18金が透けて見え輝いています。
また、植物紋のところは金属で縁取りを着けず、絵画エマイユと同じ技法で作ってあります。3~4mmほどの幅の中へ細かいエマイユを仕上げることは大変高度な技術で、リフォーならではです。
この小さな飾りも、各パーツが彫り上げて作られています。
裏面を見ますと、タッセル紐の絡んだ状態や帽子の反り上がりや傘の折り畳んだ形まで彫られているのが判ります。
傘の柄には天然真珠をセットし、先は18金と銀をセットしてあります。
19世紀、帽子と傘はさまざまな趣向を凝らした小物があり、貴婦人の必需品でした。
ある晴れた日に、フランス庭園を散策する貴婦人が装う傘と帽子のブローチです。
エマイユと18金製の帽子と傘 ブローチ/アンティークジュエリー
フランス 19世紀中後期
リフォー作(宝飾家・ブシュロン御用達七宝師)
素材: 天然真珠・ダイヤモンド・エマイユ・ルビー・18金・銀
サイズ;L6.1cm x W1.65cm
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Brooch
Enamel: Riffaud (Maison Boucheron)
France late 19th century
Material: Natural pearl, Diamond, Enamel, Ruby, 18K gold, Silver
Size: L6.1cm x W1.65cm
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