N°1050 ヴィエズ – 古代カメオ ルネサンス様式アンティークペンダント

フランスの宝飾メゾン「ヴィエズ」のアンティークジュエリーをご紹介致します。
これは、古代ローマ時代のカメオを、19世紀中期に「ヴィエズ」がルネサンス時代様式で創作したペンダントです。
フレームを18金製の彫金で作り、

エマイユとルビー、ダイヤモンドで装飾しています。

ルビーとダイヤモンドは、ルネサンス時代のカッティングのテーブルカットで、
下には大きな洋梨型の3珠の揺れる天然真珠があり、

天然真珠の最下部には、18金を葉の形に彫り、葉脈文様を彫金した上へ緑のエマイユをつけ、トップの18金の珠の部分には白いエマイユを施した装飾があります。

15~16世紀のルネサンス時代には、大きな洋梨型の天然真珠を宝石と金細工の下へ揺れるようにセットするジュエリーの形が好まれました。
この19世紀中期のアンティークジュエリーは「ルネサンス様式」のペンダントです。

カメオは、半透明から白とベージュグラデーションの石層で、モティーフは、女神へ供物を捧げる若者です。若者は兎を手にし、足元にはつがいの鳥がいます。
カメオの中央にはラインがありますが、これは後世の破損ではなく、古代遺跡の発掘当初から存在したものです。
19世紀当時にフレームへ貴重な古代カメオとして、ヨーロッパではルネサンス時代から宝飾品へセットされてきました。

ヴィエズは、19世紀の偉大なジュエラーの一つで、1840年頃から万国博覧会で金賞や名誉賞のメダルを受け活躍し、中世からルネサンス時代の装飾様式にインスピレーションを受けた作品を得意としたフランスのメゾンです。(※下記参照)

ルネサンス様式をはじめとして、古代ギリシャやローマの発掘品からインスピレーションを受けたアンティック・リヴァイヴァルのジュエリーも得意としています。
19世紀のアンティークチェーンとつけられると素敵なアンティークジュエリーです。
このルネサンス様式のペンダントに似合う、フランスのアンティークチェーンをご紹介を致せますので、お問い合わせ下さい。

※ ヴィエズ  Wièse ジュエラー_宝飾商

ジュール・ヴイエズが1844年にパリに創立したジュエリーメゾンである。ドイツに生まれベルリンで修業後にパリへ、宝飾細工師モレルの元で腕を磨き、卓越した技術が注目され、1839年にパリのジュエリーメゾン「フロマン・ムーリス」へ入った後に工房長となる。自身の工房を設立後も、「フロマン・ムーリス」の仕事を受注し、パートナーとして共同制作品を国際博覧会、ジュエリーサロンなどへ出品した。1855年の万国博覧会では金賞によりヨーロッパで大きな注目を受け、メゾンの名声を確立する。息子のエミール、ルイがメゾンを続け、中世やルネサンス時代の装飾にインスピレーションを受けた彫金やエマイユを駆使した作品を作り、1860年代には、ナポレオン3世皇帝が買い取った古代遺跡コレクションがルーヴル宮殿へ入った後、ローマのジュエラー「カステラーニ」と同様に、古代様式のジュエリーにもデザインの幅を広げる。ナポレオン3世皇帝の古代遺跡コレクションは現在もルーヴル美術館に保存されている。

※ ウェブサイト掲載中のアンティークジュエリーやオブジェのより詳細については、このページの「お問い合わせ」ボタンからご連絡下さい。実物をご覧いただけます。こちらのインフォメーションをご覧下さい。

カメオ:古代ローマ時代
ペンダントフレーム:19世紀第三四半世紀
ヴィエズ Wièse
素材:アゲート・天然真珠・ルビー・エマイユ・18金
サイズ: L9.0cm W5.5cm
カメオサイズ:L2.2cm W3.5cm
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Cameo: Ancient Roman period
Pendant frame: 19th century third quarter century
Jeweler: Wièse
Material: Agate, Natural pearl, Ruby, Enamel, 18k gold
Size: L9.0cm W5.5cm
Cameo size: L2.2cm W3.5cm
Price : Please contact us ▽

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