N°0239 フロステッドクリスタル アンティークリング
フランス、ベル・エポック期のダイヤモンドと水晶のアンティークジュエリーをご紹介致します。
ベル・エポック期とは、19世紀末から1915年頃の、フランスが文化経済ともに繁栄し世界中から人々や文化が集った、華やかな時代です。
この指輪は、プラチナと18金のリングの中央に水晶をセットし、縁取りと中央にダイヤモンドを飾っています。
透明水晶は、角にカーブをつけてカットし、フランス語で「サティネ」と呼ぶ表面仕上げを施してあります。
「サティネ」とは霧状に仕上がるよう表面を研磨する技法で、半透明の「シルクサテン」のようにになります。
英語では「フロステッド・クリスタル 霧状の水晶」と呼ばれています。
ダイヤモンドのフレームはプラチナ、水晶のフレームとリングは18金で、フレーム全てに粒状彫金の「ミルグレーン」があり、リングの両側面にもダイヤモンドをセットしてあります。
水晶の中央のダイヤモンドは、マルキーズカットです。
1900年代初頭、「フロステッド・クリスタル 霧状の水晶」とダイヤモンドの組み合わせが好まれ、ロシアのジュエラー、ファベルジェやフランスのグランサンクのアンティークジュエリーに見られます。
この指輪の美しいところは、18金製の台座にもあり、台座とリングの側面の18金部分に、植物模様が彫金してあることです。
台座は少し持ち上がっていますので、身に着けますと横や正面から彫金が見える作りです。
18金と彫刻のクラシックな感じと、プラチナとダイヤモンドの白い輝きが美しいアンティークのリングです。
フランス 1915年頃-1920年代
素材:ダイヤモンド・水晶・プラチナ・18金
サイズ:L1.7cm W1.0cm
リングサイズ:16.5-17
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Ring
France circa 1915-1920s
Material: Diamond, Crystal, Platinum, 18K Gold
Size: L1.7cm W1.0cm
Ring size: 16.5-17
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