N°0204 シメールと蛇 18金彫金 ダイヤモンド アンティークブローチ
19世紀末から1900年頃のフランスの、シメールのアンティークブローチをご紹介いたします。
フランス語でシメール、英語ではキマイラは、古代ギリシャ神話が源泉の、頭がライオンで山羊の体、尾が龍で鷲の翼を持つ想像の動物です。
古来から、魔除けや守護の神聖な動物とされ装飾に表してきました。
このブローチはすべて宝飾師による彫金で、全体に大変細かい彫金をつけて仕上げています。
縦41mm、幅45mmのサイズで、
10倍に拡大しても一つの彫刻作品として鑑賞できる程のグレーヴィング・テクニックを使い作ってあります。
シメールはダイヤモンドをくわえており、そのフレームはプラチナ製です。
ダイヤモンドの輝きは「光(善)」であり、それをくわえて「蛇(悪)」と戦う図から、このブローチは守護のシンボルの意味も含んでおり、その上で、彫刻的な美しさがあるジュエリーです。
パリのノートルダム寺院には、守護の動物の彫刻があり、そのなかにはシメールもいて、街を見下ろしています。
逆三角形のデザインは、身につけますと人を美しく見せるバランスです。
フランスでは19世紀中後期から20世紀初期にかけて、ゴシックやルネサンス様式のモティーフとしてシメールが好まれました。
作品には女性用の王冠や、カルティエのシメールペンダントなども非常に評判を呼びました。
裏面の上には、リングが2つ付属しており、引き輪をトップ双方につけたチェーンでペンダントにもつけることができるように作ってあります。
付属のチェーンはありませんが、ご希望によりお作りすることもいたせます。
作品として見事な彫金と、装いに映える透かしのあるデザインバランスは、フランスのアンティークジュエリーならではの美しさがあり、男女問わず着けていただけるブローチです。
着ける人を輝かせ、守ってくれるシメールのアンティークジュエリーです。
フランス 19世紀末 - 1900年頃
素材:ダイヤモンド・プラチナ・18金
サイズ:L4.1cm W4.5cm
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France, end of 19th century - circa 1900
Material: Diamond, Platinum, 18k Gold
Size: L4.1cm W4.5cm
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