N°1404. Sold* 幸運のトレイフル18金フィリグリー彫金細工アンティークロングチェーン
こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。
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19世紀後期フランスの、素晴らしいアンティークロングチェーンをご紹介いたします。
18金製で、長さは155cm、フランスのソートワールと呼ばれるジュエリーです。
このソートワールが素晴らしいところ、それは155cmの全チェーンが、宝飾師の手による彫金細工とフィリグリーで埋め尽くしてあること、そして全てのモティーフが、彫金のために中まで18金が詰まっていることです。
画像を大きくしてみますと、細身の菱型モティーフが、4つの装飾リングでつないであるのがわかります。
その上、菱型モティーフには、内部の縁取りにフィリグリー、その中に彫金モティーフがセットしてあり、4つの装飾リングには、「C」を背中合わせにセットしたフィリグリーがあります。
もっと拡大しますと、その作りが見えてきます。
菱型モティーフは、縦20mm、幅7mmで、フレームは、ただの平たい形ではなく、縁から内側にかけてカーブがあり、光を受けると輝きと陰影が出る形です。
内部は、フィリグリー細工の縁取りをつけ、その中には、中央に「トレイフル」、上下にしずく型のモティーフをセットしています。
「トレイフル」とはフランス語で「四葉のクローバー」のこと、ヨーロッパでは古くから、見つけると幸せが訪れるという云われがあり、幸運のシンボルや魔除けとして、装飾に使っています。
このロングチェーンネックレスの「トレイフル」は、幅約3mm、小さくとも、18金製でしっかりとしており、両面とも同じ作りで、表裏はなく、身につけて、回転しても、両面が艶やかです。
そして4つの装飾リングは、縦6mm、幅4.5mmの楕円形リングの中へ、「C」を背中合わせにセットしたフィリグリーがあります。
このモティーフも、一つ一つを宝飾師がフィリグリーをセッティングして作ったものです。
そして、菱形モティーフと同じく、両面とも同じ作りで、表裏はありません。
より拡大してみますと、作りの精緻さがわかります。
「四葉のクローバー入り菱形モティーフ」は総計31パーツ、「Cフィリグリーの装飾リング」は総計122パーツ、以上の装飾モティーフが、このソートワールをかたち作っており、全体で見ますと透け感のあるレース細工が連なっているような印象で、その上18金の表面仕上げが艶やかに輝いています。
留め具も全てオリジナルで、しっかりと開閉できます。
留め具に通すリングには、4カ所のフランス18金刻印があります。
19世紀フランスならではのロングチェーンは、凝った作りのおかげで、繊細で控えめ、しかし華やかさな艶やかさがあります。
時計や他のジュエリーとも似合いますし、普段使いに、シンプルにチェーンだけを、シャツやセーターの襟元へ、揺れるように身につけるのが、フランス的なシックなお洒落です。
無造作に着けると、繊細な作りの美しさが、ぎゅっと凝縮されているような魅力もあります。
いろんなスタイルのチェーンは、何種類持っていても使え、特にこのような凝ったネックレスは、身につけ方で、日常にフォーマルにと活躍してくれます。
19世紀フランスの、アンティークロングチェーンです。
フランス 19世紀後期
素材: 18金
サイズ:L155cm
Sold*
France late 19th century
Material: 18K Gold
Size: L155cm
Sold*