N°0890 Sold* ルネサンス時代のルビー アンティークリング

こちらの作品は販売済となりました、ありがとうございました。

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ルネサンス時代のアンティークジュエリーをご紹介いたします。
フランスの1500年代初期の指輪で、台座は22-23金の純度の高い金で作ってあり、中央にピラミッド型のルビースピネルがセットしてあります。

ルネサンス時代のアンティークジュエリー

後ろ面はクローズドセッティングです。


アンティークジュエリーの中で特にルネサンス時代以前の宝石で見られるルビースピネルという石名は、当時、赤い宝石をルビーと呼んでいたことから始まりました。
ほとんどはルビーでしたが、時折ルビーに大変似た色と輝きのあるスピネルのこともありました。

現代ではルビーとスピネルは別の石になりますが、当時はいずれも遠いオリエントの国から貿易によって地中海からヴェネツィアを通り、ヨーロッパの宮廷まで届けられていた歴史的背景があります。
いずれも宝石は非常に希少で高価なもので、宮廷でも王侯階級の人々しか身につけられなかったものなのです。


この指輪はおそらくルビーと考察されますが、厳密には石を取り外し調べなければなりません。
しかし、ジュエリーの時代性や希少性、オリジナルと保存することは大切で、鑑定ではルビースピネルと記載致します。

指輪には彫金で凹凸の文様をつけ、黒のエマイユで装飾をしてあり、ルネサンス時代独特の形です。


サイズ直しは当時の作りや金の経年による表面変化の良い部分を損なうためお薦めはしておりません。
ルネサインス時代は、このような金や宝石の装飾品を持ち、身につけられたのは王や王妃といった宮廷の中心な人々だけでした。


宝石は遠くオリエントの国々からヨーロッパへ運ばれ、ごく一部の人々の目にのみ愛でられたのです。
密やかな美しさが魅力の、1500年代初期のアンティークジュエリーです。

フランス 16世紀初期
素材: 22-23金・ルビースピネル・エマイユ
サイズ:L0.8cm x W1.0cm x Dcm
リングサイズ:12.5
Sold*

Ring Renaissance era
France, early 16th century
Material: 22-23 Gold, Ruby Spinel, Enamel
Size: L0.8cm x W1.0cm x Dcm
Ring size: 12.5
Sold*

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